▼バックナンバーメニュー▼

「Celebrating Two Decades of Glamour」

「Badgley Mischka」09年春夏シーズンのブランドコミュニケーション広告。Two Decaded=20周年を祝うコピーはブランドロゴの下に小さくはいっている。ふつうはドンと使いたいところですが。そもそも「バッジェリー・ミシュカ」は、バッジェリーとミシュカ(タキシード姿の2人)が1988年に設立。だからまあ20周年ということ。NEWS記事は以下の通りです。

3月9日【relaxnews】「Badgley Mischka」に不況は関係ないようだ。同ブランドは、春夏シーズンのキャンペーンモデルに、エヴァ・ロンゴリアEva Longoriaらハリウッドで活躍する女優5名を起用。撮影は『Vanity Fair』誌などで活躍するトップ・フォトグラファーのAnnie Leibovitzが担当した。

モデルを務めたのは、女優のEva Longoria、Brooke Shields、Lauren Hutton、Anjelica Huston、歌手Carrie Underwood。デザイナーのMark BadgleyとJamesMischkaも黒いタキシード姿で登場している。

撮影は、ロサンゼルスのParamount Studiosで行われた。テーマは「Celebrating Two Decades of Glamour」。20年間にわたりハリウッドで愛されてきた同ブランドの軌跡を表現している。

「バッジェリー・ミシュカ」は、1982年に出会ったバッジェリーとミシュカが、1988年に設立。女優のWinona Ryderが1996年にアカデミー賞のレッドカーペットで同ブランドのドレスを着用したことにより一躍有名になった。その後もJennifer LopezやMadonna、Catherine Zeta Jones、Julia Robertsら多くのセレブリティから愛用されている。

[該当記事...]

パラマウントスタジオで撮影されたこの作品のセットアップはどう見てもスタジオの裏を使っています。先週土曜日の夜のWBC韓国戦勝利で原監督のインタビューのバックパネル、良く見ると裏側は木軸もプアなベニヤ細工むき出し。多くの観衆にはバレバレ??すいません話が逸れました。

美しく表装されたスタジオを表から見ないというメッセージは、なにかストーリーを感じさせます。楽屋裏の混沌とした空気、まるで1980年代の、つまりバッジェリーとミシュカが出会った頃の。そのころだとVOGUEのメインのフォトグラファーだったリチャード・アベドンの空気というか、あのツンと冴え冴えとしたノスタルジーの感触。どうしてあのような表現が出来たのでしょう。アベドンの没後もファッションフォトの世界は、それを超えられないままでいます。さまざまなチャレンジがさまざまにそれなり世界を表現してはいますが。

いやそれにしても、海外からのニュースで飛び込んできたのは、この不況感を感じさせないゴージャスなポスター。・・・とだけ見るか、そのメッセージの奥行きを読み解くかは、見る者(見ることはないけど)に委ねられているかもですね。

No.005 09/03/09



バックナンバー
No.042 「新構想、動き出した2010年」
No.041 「おかげさまで、20周年」
No.040 「チョモランマから帰還」
No.039 「ジャーナリスト中島祥和さんと」
No.038 「アリ・バタネンVSジャン・トッド」
No.037 「S・マックィーンVSルイス・ハミルトン」
No.036 「西安を考える」
No.035 「砂漠化とブランディング」
No.034 「しばらく、海外です。しかも砂漠のなか。」
No.033 「Je t'aime... moi non plus」
No.032 「ブランディングの神、シャネルニュメルサンク」
No.031 「最後の資源、水」
No.030 「浅草ジンタ」
No.029 「一国二制度?ダブルスタンダード?F1の未来。」
No.028 「62e Festival de Cannes」
No.027 「ぺルルスコーニ、やるねえ。」
No.026 「VWとポルシェ、経営統合へ」
No.025 「高級感や先進性より大事なのは・・・」
No.024 「とあるパーティで。」
No.023 「LIFE>PHONE、iidaのなぜ」
No.022 「Williams aims to sell KERS technology」
No.021 「1万人の女性・・・次世代に輝く10,000の原石」
No.020 「あなたとあう気がするわ。」
No.019 「タンタンに同性愛疑惑浮上!」
No.018 「The Opening of the new Comcast Center in Philadelphia」
No.017 「バカボンのパパが熱い」
No.016 「BASEL WORLD 2009」
No.015 「これで私のライバルはタンタンだけだ」
No.014 「HYDOROGEN + CHUPA CHUPS」
No.013 「Mama Shelter & Philippe Starck」
No.012 「Kilometro Rosso」
No.011 「Luigi Colani Design」
No.010 「Karl Lagerfeld」
No.009 「戦争を取材するよりもほんの少し安全なだけだ。」
No.008 「桃源郷へ・・。そのプロモーション効果は」
No.007 「女王陛下のハミルトン」
No.006 Red Bull Gives You Wings 「レッドブルの戦略」
No.005 「Celebrating Two Decades of Glamour」
No.004 THE FIRST LADY THE WORLD'S BEEN WAITING FOR
No.003 王義之蘭亭序
No.002 44億円のマティス
No.001 教員免許更新
▲ ページの先頭に戻る ▲

Creative Director
山田 徹 Yamada Tetsu 株式会社グローブコンペティション代表取締役

最近(2008年4月)事務所を郊外に移転しました。そこは趣味のラリーマシン製造のために田舎に所有していた鎮守の森の前にある自動車工場を大改造して制作。本来デザイナーの腕としては自信がある?ものの今回は「原則として廃材や貰い物で、作る。図面は引かない!行き当たりばったりで作る」というコンセプト。友人の世界的建築家の有馬裕之氏も「・・・・」と大納得?の新オフィスで、いまだ未完成の部分をどうしようかと悩んでいるようです。その有馬氏は、ここにリエゾンオフィスを置こうかと思案中とのこと。特に表に向けて閉鎖的、裏に向けて開放的!!?な事務所。来る人を阻み、来た人を快適に、が特徴だそう。

1階はベランダ部分が主な打ち合わせスペースですが、目の前はすぐ鬱蒼とした森。ベランダからはすぐに小径があり、鎮守の森の散歩が出来ます。またこの森は特に小鳥が多く、午前中は素晴らしい鳥の鳴き声で至福の時間が得られます。椅子は本人がコレクターだというだけあって、ものすごくたくさんあります。今度はデザイナーや建築家と林業関係者らとのコラボレーションで「木の椅子」を展開するプロジェクトも進んでいます。さらにはツリーハウス・プロジェクトは、都市と中山間の交流促進と、ただの遊び場ほしさの提案が進んでいます。さらに四国八十八カ所にならった?小さな山の中のトレイルを作ろうと考えているようです。

基本的には読書が趣味ですが、1年のうちの半分近くを旅と読書で過ごしています。クリエイティヴディレクター、コピーライター。時々イラストも描きます。環境問題は25年前から積極的だったのですが「最近はヒステリックな温暖化原理主義はいかがか?」と思案中。環境に特化した地域のフリーマガジンを計画中!なのですが、「環境問題はなにが問題なのか」みたいな切り口ではじめたいらしいので、しばらくしたらこのウェブサイトでも事後報告が出来るかもしれません。どうぞこれからもよろしくお願いします。

09/03/03