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「62e Festival de Cannes」

このポスターの物語るカンヌの世界。ドアの向こうに広がるソルトレイクのような、さらにサバンナを思わせるニセアカシア。そしてケープタウンを連想させるようなテーブルマウンテン・・・ってこれはそれほどではないですが。なによりも女優だかモデルだかは分かりませんが、その後姿で語る不穏な出来事。いやそれもその見る者の心の置きようによっては、ついに待ち人がたどり着いたかのような。不幸も幸福も、それは多くは見る人に委ねられるという自由。

こうして一枚のポスターの持つ世界の魅力にひきつけられ、デザイナーやカメラマンを目指した人も少なくないでしょう。やがて表現者になっていくにつれ、なかなか思うにまかせない葛藤の年月が・・・

第62回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が、いよいよ13日に開幕する。今年は120か国から1670作品が出品され、各部門での上映作品が選出された。コンペティション部門で注目される作品をご紹介しよう。

■コンペティション部門

パルム・ドール(Palme d'Or)を目指すビッグネームとしては、クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)やケン・ローチ(Ken Loach)らの作品が並んでいる。
タランティーノ監督の『Inglourious Basterds』は第二次世界大戦を舞台にしたもので、ブラッド・ピット(Brad Pitt)が主演している。
ちなみにコンペ部門で上映される米国からの出品作はこの1本のみ。これについて、映画祭のアーティスティック・ディレクターを務めるティエリー・フレモー(Thierry Fremaux)氏は、前年のハリウッド(Hollywood)の脚本家によるストライキが影響しているのではないかと分析する。
ローチ監督の『Looking for Eric』には、フランスの元サッカー選手エリック・カントナ(Eric Cantona)氏が出演している。そのほかスペインからは、ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督やイザベル・コイシェ(Isabel Coixet)監督の作品が上映される。アルモドバル監督作『BrokenEmbraces』にはペネロペ・クルス(Penelope Cruz)、コイシェ監督作『Map ofthe Sounds of Tokyo』には菊地凛子(Rinko Kikuchi)がそれぞれ出演している。
ほかにもカンヌに縁のある名前は多い。1992年の『ピアノ・レッスン(ThePiano)で女性監督として初めてパルム・ドールを獲得したニュージーランドのジェーン・カンピオン(Jane Campion)は、詩人ジョン・キーツ(John Keats)を描いた作品『Bright Star』を、2000年の『ダンサー・イン・ザ・ダーク(Dancer in the Dark)』でパルム・ドールを獲得したデンマークのラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)監督は、ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)とシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)が共演するホラー『Antichrist』をそれぞれ出品している。
また監督賞を受賞したことのあるオーストリアのミヒャエル・ハネケ(MichaelHaneke)は、20世紀初頭に欧州を襲ったファシズムについて描いた作品『TheWhite Ribbon』を出品している。
前年に『The Class』で20年ぶりのパルム・ドールを獲得した地元フランスからは、アラン・レネ(Alain Resnais)監督作など4本が上映される。コンペ部門には、欧米だけでなくアジアからの作品も目立っている。まずは、アン・リー(Ang Lee)監督の『Taking Woodstock』。これは、米国の野外コンサート「ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Festival)」を舞台にしたコメディー。2005年に中国当局の許可なく『天安門、恋人たち(Summer Palace)』をカンヌに出品し、中国での映画制作を5年間禁じられたロウ・イエ(Lou Ye)監督は、官能的な作品『Spring Fever』でカンヌに戻ってくる。
2004年に『オールド・ボーイ(Old Boy)』でカンヌをアッと言わせた韓国のパク・チャヌク(Park Chan-wook)監督は、今回は『Thirst』と題したバンパイア映画を出品している。

■コンペ外の注目作品は?

コンペ外では、テリー・ギリアム(Terry Gilliam)監督作『The ImaginariumofDoctor Parnassus』が上映される。この作品は、故人としてアカデミー賞助演男優賞を獲得したヒース・レジャー(Heath Ledger)が最後に出演した作品。レジャーの死後に代役を務めたジョニー・デップ(Johnny Depp)、コリン・ファレル(Colin Farrell)、ジュード・ロウ(Jude Law)がレッドカーペットに登場するとみられている。
映画祭は13日、ピクサー(Pixar)の3Dアニメ『Up』でオープニングを迎える。24日までの12日間、華やかなパーティーやレッドカーペットなどが目白押しだ。

(c)AFP/Emma Charlton

No.028 09/05/11



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Creative Director
山田 徹 Yamada Tetsu 株式会社グローブコンペティション代表取締役

最近(2008年4月)事務所を郊外に移転しました。そこは趣味のラリーマシン製造のために田舎に所有していた鎮守の森の前にある自動車工場を大改造して制作。本来デザイナーの腕としては自信がある?ものの今回は「原則として廃材や貰い物で、作る。図面は引かない!行き当たりばったりで作る」というコンセプト。友人の世界的建築家の有馬裕之氏も「・・・・」と大納得?の新オフィスで、いまだ未完成の部分をどうしようかと悩んでいるようです。その有馬氏は、ここにリエゾンオフィスを置こうかと思案中とのこと。特に表に向けて閉鎖的、裏に向けて開放的!!?な事務所。来る人を阻み、来た人を快適に、が特徴だそう。

1階はベランダ部分が主な打ち合わせスペースですが、目の前はすぐ鬱蒼とした森。ベランダからはすぐに小径があり、鎮守の森の散歩が出来ます。またこの森は特に小鳥が多く、午前中は素晴らしい鳥の鳴き声で至福の時間が得られます。椅子は本人がコレクターだというだけあって、ものすごくたくさんあります。今度はデザイナーや建築家と林業関係者らとのコラボレーションで「木の椅子」を展開するプロジェクトも進んでいます。さらにはツリーハウス・プロジェクトは、都市と中山間の交流促進と、ただの遊び場ほしさの提案が進んでいます。さらに四国八十八カ所にならった?小さな山の中のトレイルを作ろうと考えているようです。

基本的には読書が趣味ですが、1年のうちの半分近くを旅と読書で過ごしています。クリエイティヴディレクター、コピーライター。時々イラストも描きます。環境問題は25年前から積極的だったのですが「最近はヒステリックな温暖化原理主義はいかがか?」と思案中。環境に特化した地域のフリーマガジンを計画中!なのですが、「環境問題はなにが問題なのか」みたいな切り口ではじめたいらしいので、しばらくしたらこのウェブサイトでも事後報告が出来るかもしれません。どうぞこれからもよろしくお願いします。

09/03/03