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「大阪にて」

大阪のとある企業の1階を設計施工させて頂きました。これまでは倉庫のようになってて、折角のスペースが、まったく機能していません。

完成直後のクライアントのコラムです。

『(前略)設計施工のサロンがとてもよく機能しています。時には会議室になり時には接客室になりまた時にはスタッフ憩いの場として大活躍。まったりとした空間が余談を産みプラスアルファの情報やヒラメキがあったりするんですね!貨幣経済が限界点に達したと言われかれこれ長い年月が経ちましたが次は何が価値の中心に来るのか?ITとか言われますが無形物を価値と言われてもイマイチしっくりいかなかった僕。それでも情報に価値があることは理解できますがそれがインターネットとは到底思えない。だってネットに流出している情報なんて所詮既出のものばかりだしね。てことで着工したのがこのサロン。本当に価値のがある情報は人からしか伝わらない、それもフォーマルじゃなくて余談の中から産まれるもの。応接室以上飲み屋未満といったそんな空間がサロンなんですね。既に訪れるお客様と映像見たり音楽聴いたり、お堅い銀行員もまったりとした空間に思わず本音をポロリと漏らしたり(笑)』

ここでは、一番安いラワンベニアの裏側の面白い赤味の柄をシナベニアと市松に組んでみました。床は砂岩ぽいタイルなのですが、テーブルを置くスペースは針葉樹の構造材。さらにテーブルはスギの赤味のある足場板を使いました。すでに狂い始めてて楽しい感じです。

天井には、オリジナルの照明を作ってみました。中にはLEDのランプが10灯、埋め込みました。ハウジングはアルミの反射テープ。そして有孔ベニアで蓋をしました。すると光が漏れてきてクールなLEDが、エンゼルヘア(と照明器具にネーミング)のように柔らかに、まるで木漏れ日のように降り注ぎます。傷みやすく汚れやすい空間ですが、経年変化を楽しみながら、過ごせるように考えました。

そこはサロンではなく会議室でもなく、まあもちろんそうでも良いのですが、外と内とのバッファであり、立ち止まる場であり、思考する場であるべきだと考えました。

 

 

 

 

No.043 10/03/25


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Creative Director
山田 徹 Yamada Tetsu 株式会社グローブコンペティション代表取締役

最近(2008年4月)事務所を郊外に移転しました。そこは趣味のラリーマシン製造のために田舎に所有していた鎮守の森の前にある自動車工場を大改造して制作。本来デザイナーの腕としては自信がある?ものの今回は「原則として廃材や貰い物で、作る。図面は引かない!行き当たりばったりで作る」というコンセプト。友人の世界的建築家の有馬裕之氏も「・・・・」と大納得?の新オフィスで、いまだ未完成の部分をどうしようかと悩んでいるようです。その有馬氏は、ここにリエゾンオフィスを置こうかと思案中とのこと。特に表に向けて閉鎖的、裏に向けて開放的!!?な事務所。来る人を阻み、来た人を快適に、が特徴だそう。

1階はベランダ部分が主な打ち合わせスペースですが、目の前はすぐ鬱蒼とした森。ベランダからはすぐに小径があり、鎮守の森の散歩が出来ます。またこの森は特に小鳥が多く、午前中は素晴らしい鳥の鳴き声で至福の時間が得られます。椅子は本人がコレクターだというだけあって、ものすごくたくさんあります。今度はデザイナーや建築家と林業関係者らとのコラボレーションで「木の椅子」を展開するプロジェクトも進んでいます。さらにはツリーハウス・プロジェクトは、都市と中山間の交流促進と、ただの遊び場ほしさの提案が進んでいます。さらに四国八十八カ所にならった?小さな山の中のトレイルを作ろうと考えているようです。

基本的には読書が趣味ですが、1年のうちの半分近くを旅と読書で過ごしています。クリエイティヴディレクター、コピーライター。時々イラストも描きます。環境問題は25年前から積極的だったのですが「最近はヒステリックな温暖化原理主義はいかがか?」と思案中。環境に特化した地域のフリーマガジンを計画中!なのですが、「環境問題はなにが問題なのか」みたいな切り口ではじめたいらしいので、しばらくしたらこのウェブサイトでも事後報告が出来るかもしれません。どうぞこれからもよろしくお願いします。

09/03/03